Hinoki Table
¥11,000
SOLD OUT
以前は山を歩くために遠征ばかりしていたけれど、ここ数年は山の楽しみ方が少し変わってきて、近所の里山や地元奈良の山を歩く事も多くなってきました。そんな山の楽しみの一つは「食べること」。
山ご飯はもちろん山ビール、山コーヒーetc…山での食事は何故かとても特別で、美味しい。そんな時間をもっと大切にしたくてコンパクトなハイキング用テーブルを作る事にしました。
まず拘ったのは素材で、使用しているのは奈良県の吉野ヒノキ。 日本三大人工美林として知られる吉野地方は日本の林業発祥の土地と言われていて、その地で何十年、何百年と守り育てられた吉野ヒノキは他にない美しい木目や滑らかな手触りが特徴です。
Hinoki Tableはこのヒノキの中でも収縮や変形が少なく、長く使用しても反りが出ない高品質な「柾目」(まさめ)という部分を使用しています。原木から切り出せる枚数が限られていて貴重な柾目を天板だけでなく脚にも使用しました。
ちなみに木製の製品は合板を使用したものも多く、無垢材を使用していても通常は「板目」(いため)という部分で経年変化で板の反りゆがみが発生する可能性があります。そのような反りを防ぐために合板で作られていたり、多少反りが出ても問題ないよう組み立てに余裕を持たせたデザインになっていたりします。
Hinoki Tableは素材の良さを十分生かせるようなデザインしています。
天板上部は穴などを開けずフラットにして組み立ては4つのパーツのみのシンプルな構造。美しさをと組み立てやすさを両立しています。ハイキング用テーブルはあまり高さの無いものが多いのですが何回もテストを重ねるうちに少しでも高い方が快適に使えると感じたので地上からの高さは95mmと高めに設定し、組み立てた際の天板サイズ290mm×180mmと小さすぎない絶妙なサイズ感。
重量は高さと天板のサイズもあって約300gと最軽量の部類では無いと思います。僕自身はULハイキングカルチャーに多大な影響を受けていて、グラムカッター(1gでも重量を軽くする人)な時期もあったので300gという数字は結構重いな…という印象を持たれる方が多いと思います。もちろん山道具は軽ければ軽いほど良いし、アルミやチタンのテーブルの方が遥かに軽く嵩張らず使い易いのは事実。
ただHinoki Tableに関してはULとは別の方向性、単に軽さや快適性を求めるものではなくて必要か不必要かで言えば無くても良いけど、あったら山の時間が特別なものになるような道具を目指しているので、そんな“わざわざ持っていく”を楽しんでいただければと思います。
ちなみに収納袋はもちろん僕が縫っていて、テーブル本体も職人歴50年以上のベテラン大工が製作しているので純度の高い「MADE IN NARA」の道具です。笑
Tableサイズ:290mm×180mm×95mm
収納サイズ:290mm×90mm×34mm
本体重量:300g(天然木のため±10g〜20gの差があります)
材質:奈良県吉野産檜木
仕上げ:ニス塗装
付属品:Fibermax製スタッフサック(重量11g)
生産:日本 奈良県
※木の本来の温もりを感じられるよう表面のコーティングは最小限に留めています。水洗いはできず、傷もつき易いのですがヒノキ本来の素材感を楽しんでいただけたらと思います。
※天然木製品ですので、それぞれに色味、木目が違います。また小さな傷、筋に沿っての凹凸、場所によって色の濃薄などがございます。
※ 組み立ては少し硬めに作っております。使っているうちに馴染んで組み立てやすくなります。
※食洗機は使用できません。メンテナンスは乾拭き、水拭きをお勧めします。
※耐荷重は静止荷重で2kg程度です。
※ 直火にかけたクッカーをすぐ置くと焼き跡が付く場合があります。
※ 製作時精度チェックのため数回組み上げた際に出来るスレが差し込み口にあります。
※ 軽量化のため薄く加工した木材を使用しています。過度な力が加わると破損する可能性がありますのでご注意ください。
※木材のカケ・ひび割れなど少しのダメージに対しては乾くと透明になる木工用のボンドでの修理をオススメします。ご自身で修理ができない場合には有償で修理を承ります。
Handcrafted in NARA,Japan